社内恋愛を約10年間してきた私の経験をもとに、社内恋愛のメリットとデメリットについて解説します。
社内恋愛は良いことも悪いことも普通の恋愛とは少し違います。
社内恋愛中の自分自身
恋愛相手
同僚
会社側
人それぞれの考えだけでなく、会社での立場によっても社内恋愛に対する考え方は違います。
良いイメージだけでなく悪いイメージもあるでしょう。
そんな恋愛環境の中、
社内恋愛を成功させ、良い恋人関係を築いている人はいます。
また、その後結婚する人もいます。
これから社内で恋の始まりを予感している方
今まさに社内恋愛中の方も、参考にご覧ください。
メリット
好きな人と一緒の時間が多い
普通の恋愛と比べると社内恋愛は、好きな人と一緒に過ごせる時間が多いです。
会社に着くと毎日当たり前のように顔を見て「おはよう」と挨拶ができます。
帰りには「お疲れ様」と言えます。
協力して業務をすることも、仕事で接点をもつこともあります。
また、通勤時間を合わすことで、まるでデート感覚で通勤をすることだってできます。
仕事のちょっとした休憩や、ランチを一緒にすることもできます。
社内恋愛以外は、このあたりのことは難しいでしょう。
好きな人と一緒に過ごせる時間が多いことは最大のメリットといえます。
好きな人の色んな面が見れる
恋人としての一面だけでなく、同僚としての一面もあるため仕事をする姿を見ることができます。
仕事と通して、好きな人がどんな人なのかを色んな面がみれます。
仕事に対する価値観
好きな人の会社での他の人との関係
（仲の良い人、苦手な人、尊敬する人）
普通の恋愛ならなかなか知らないことも短期間で知れます。
モチベーションが上がる
好きな人と一緒に過ごせる時間は、幸せな時間ですよね。
そんな幸せな環境なら、仕事に対するモチベーションも上がります。
好きな人にいいところを見せたい
ここまで頑張ったら少しだけ一緒に休憩しよう
などと仕事に対するモチベーションを上げるきっかけになります。
仕事の相談相手になる
会社のことや自分の仕事のことを当然わかっているので、仕事の悩みなどの相談がしやすいです。
環境が同じなので話も通じやすく、また恋人関係なら他の同僚には話しにくい内容であっても信頼して話すことができます。
違う仕事をしている恋人と比べて同じ仕事をしている恋人は、具体的な相談やアドバイスを互いにすることができ、また実務をサポートすることもできます。
休日の予定を入れやすい
週の休みや長期休暇など、会社の固定の休日が同じなので、休日の予定が入れやすいです。
休みが合わないカップルがたくさんいます。
しかし社内恋愛の場合は連休まで同じなのでデートや旅行なども計画しやすいです。
また早朝からの勤務が必要な日や、残業の多い時期、出張なども把握できますので、恋人に理想の休日デートの過し方を提案しやすいです。
仕事が忙しく疲れていそうなら短時間での美味しい食事デート
大きな仕事が終わった後は、アクティブなデート
ストレスが溜まっているなら癒しを求めるデート
聞かなくても、相手に喜んでもらえるデートが提案できます。
仲良くなりやすい
片想いの時や気になる人が出来た時も、社内恋愛の場合はアプローチの機会が多いです。
仕事を通して仲良くなることもあります。
また、仕事の延長で飲み会やイベントも参加しやすいので仲良くなりやすいといえます。
恋人関係になれれば、付き合い始めてからの関係も築きやすいです。
ちょっとしお揃いアイテムをきっかけに心の距離をより近づけることができます。
仕事に必要な可愛いアイテムをプレゼントすれば、きっと喜んでくれるでしょう。
相手の様子がわかる
たとえ会話がなくても、自分の目で相手の様子を見ることができます。
頑張っている姿や落ち込んででいる姿を見ることができるので、何も聞かなくても様子を見て声をかけることもサポートすることもできます。
相手の様子を見て、缶コーヒーをそっと差し入れすることもできます。
自分磨きに気を配るようになる
恋人にいつも見られている
または、恋人の仲の良い同僚からも見られている
と思えば、少なくともかっこよくいたいですよね。
恋人としてかっこ悪い姿を見せたくない
「あんな人と付き合っているの？」と恋人が仲の良い同僚にも思わせたくない
そんな心理から自分磨きに気を配るようになります。
デメリット
ヤキモチ
会社では社員が男女関係なく協力して働き、良好な関係を築くために交流をはかります。
ヤキモチやきの人は、好きな人が他の社員と仲良くするところを見ても平気でいられるでしょうか？
仕事だから・・・と、上手に感情をコントロールできればいいです。
それが出来ない場合は、不要なヤキモチをやく機会が増えることになります。
また、社内に恋のライバルが出現する可能性もあります。
一緒にいる時間が長い分、好きな人が他の異性と接する機会も見ることになります。
片想いであれ、恋人であれ、ヤキモチをやく機会は増えてしまうでしょう。
異動の可能性
社内で男女の仲が良すぎたり、恋人関係にあることを良く思わない会社があります。
自分たちはそうでもないと思っていても、周りからは「仲良いな。」と言われることもあります。
社内恋愛を禁止している会社もあるでしょう。
そんな会社で社内恋愛が上司にバレると人事異動の対象になってしまう可能性があります。
別れたら気まずい
恋愛を楽しんでいる間は、たくさん好きな人といれて嬉しいです。
しかし、恋愛がうまくいかず別れてしまうこともあるでしょう。
恋人から同僚に戻るということです。
恋人と別れたからといって、仕事を辞めるわけにはいきません。
ある程度の期間は気まずい空気を覚悟しなければいけません。
周りの人へ気遣いが必要
恋人関係にあることを周りの同僚が知っている場合は、気遣いが必要になります。
恋人だからといって仕事中にイチャイチャされては、他の同僚の迷惑です。
同様に喧嘩中で、その空気が出てしまうと、他の同僚は気を遣いますね。
そんなことにならないように、恋愛がうまくいっている時もうまくいっていない時も周りの人へ気遣いが必要になります。
仕事のことで喧嘩になる
恋人関係にあれば、お互いが1番の理解者であってほしいと思います。
しかし、仕事に対する価値観は違う可能性があります。
仕事に関することで、普通の恋人が喧嘩をしないことで喧嘩になる可能性があります。
会社を出てからも、恋人と仕事のことで喧嘩しなければいけないようならストレスに感じてしまいますね。
見られたくないことも見られる
仕事で失敗してしまった時
上司に怒られてしまった時
社内恋愛では、好きな人にそのことを隠せるとは限りません。
たとえ仕事でフォローしてもらえる関係であったとしても、かっこ悪いところなど見られたくないことも見られる可能性があります。
関係を隠すことへの罪悪感
社内恋愛を隠している場合など、仲の良い同僚にも隠さなければなりません。
仲の良い同僚とは、恋愛の話もする関係。
出会った場所は会社だったけれど、まるで友達のような関係。
・・・でも嘘をついて隠さなければならない。
普段から仲良くしている同僚に嘘をつき、隠すということが罪悪感に感じることがあります。
ハラスメント
好きな人や気になる人が部下や後輩にあたる立場の場合、過度なアプローチはハラスメント行為として受け取られてしまうことがあるでしょう。
スキンシップや会話の内容も、本人がストレスに感じればハラスメント行為です。
自分は熱心に食事に誘っているつもりでも、断られているのにしつこくすると、それもまたハラスメント行為に当たります。
アプローチの仕方を間違ってしまうと、大きな問題に発展しかねませんので注意が必要です。
社内恋愛を成功させるために
社内恋愛における成功とは一体どうなることでしょうか？
普通の恋愛なら、好きになった人と付き合うことが成功といえるでしょう。
しかし、社内恋愛の場合は恋人になった途端に人事異動ということもあります。
もしあなたに好きな人がいて、
「恋人になりたい。そしてこれからも一緒に仕事をしたい。」
と考えているなら、好きになっても同僚には話さない方がいいかもしれません。
社内では、悪気がなくてもあっという間に噂が広まります。
私自身が経験したから思うことです。
普通なら友達など親しい人に恋の相談ができます。
恋をしたその瞬間から恋人になってからのことも想定して恋を進めていくことが良いでしょう。
自分の職場で社内恋愛がどのように扱われるかを考えながら行動しましょう。
社内恋愛のメリット・デメリットを理解し、会社環境に適応しながら恋を進めていくことが望ましいです。
10年の経験から思うこと
片想いの期間も恋人になってからも、社内恋愛をしていて楽しかったことの方が多いです。
ずいぶんヤキモチはやきましたが、好きな人と一緒に過ごせる貴重な時間に勝るものはありませんでした。
好きな人が近くにいるから仕事を一生懸命できました。
社内恋愛では、予想外に好きな人との時間を過ごせて運が良かった。と思うことがあります。
逆に、会社という環境からなかなか思い通りにいかないこともあります。
仕事を頑張るという会社での本来の目的を果たしながら、会社の環境にあった社内恋愛を楽しむことがいいでしょう。
一緒に過ごす時間が長く、仕事の達成感や苦しさなどを共感することで、普通の恋愛よりも深い信頼関係を築くことができます。
恋人が良き同僚であり、恋のパートナーでもあれば幸せな会社生活を送れます。
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