運命の人
世界の人口は「約80億人」、
日本の人口は「約1億2,400万人」、
一生涯で出会う人数は「約3万人」と言われています。
では、この中に運命の人は存在するのでしょうか?
これから出会うのでしょうか?
もしくはすでに出会った人の中にいるのでしょうか?
ここでは、「運命の人とは一体どんな人か?」
「出会う奇跡」と「2人で創り上げる軌跡」
2つの「きせき」について、私の考えを書き進めて行きます。
出会う奇跡
学校や職場、引っ越しなど生活環境が変わると新しい出会いが生まれます。
また、合コンや婚活パーティなど積極的に恋愛をしようと出会いを求めている人などさまざまな出会いの場があります。
一生のうちでたくさんの出会いと別れ、また再会ということを経験します。
型やタイミングにとらわれず、一期一会を大切に心がけましょう。
一瞬の出会いや、何気ない出会いが、近い将来「運命の出会い」と思える日がくるかもしれません。
自分磨きが出会いを引き寄せる
常に自分磨きを怠らず、コツコツ努力をし、絶好調の状態を目指しましょう。
自分に自信がないと、大切な出会いを逃してしまうかもしれません。
自分に自信がないので、大切なタイミングで気になる相手にアプローチをためらうかもしれません。
逆に自分磨きを習慣化させ、自分に自信がつくと堂々とした態度で振舞うことができるようになります。
そんな人には、良い出会いが引き寄せられます。
いつどんな出会いが訪れても、積極的にアプローチできるように努めましょう。
「こんな時が来たら、こうしよう。」、「こんなことになったらいいな。」などとすぐに行動に移せないでいると気になる人が現れても、他の人に先を越されます。
もしくは、その人と関わるきっかけを永遠に失ってしまうかもしれません。
共通点と相違点
共通点が多いほど、当然に豊かな時間が過ごせます。
楽しいと思うこと、笑いのツボ、趣味、好きな食べ物、性格など、様々ですが価値観が近い人ほど一緒に過ごす時間は楽しくなります。
恋愛だけに限りませんが、共通点が多いことで豊かな人間関係を築けることは確かです。
また恋愛関係が続く中で、共感できるところや相手の好きなことに興味を持ち、それが共通点となることもあるでしょう。
ここで重要なのは、楽しいことだけではなく、嫌だと思うことや絶対に許せないことが同じという人ほどより深い話ができる為、価値観の本質が同じということです。
辛いことや悲しいと思うことが共感できる人とは、深い関係を築くことが出来ます。
また、共通点だけでなく相違点も重要です。
そもそも全く同じ価値観、考え方の人など存在しません。
違うところがあることで、お互いを受け入れ成長しあえます。
足りない部分を補える関係が大切です。
違うところは違うで構いません。
絶対に譲れない本質の部分が同じなら相違点も貴重となります。
ドキドキと安心の両方
出会った瞬間に雷に打たれたような感覚になったことはあるでしょうか?
この子はなんて可愛いんだ
この人はなんて素敵な人なんだ
むちゃくちゃかわいい
人に出会った瞬間、このような衝撃を受けた経験がある人がいると思います。
しかし、そんな感情を抱いた人だけが必ずしも運命の人とは限りません。
第一印象が強烈なものでもそれがずっと続くとは限りません。
逆に、一緒にいるだけでほっこりするような安心感の持つ人がいます。
自分自身がありのままでいれる。
自然体でいれる。
居心地の良い空間が出来上がる。
そんな存在こそ運命の人では?
どちらも正解だと思います。
どちらも正解ですが、両方を兼ね備えた存在がいいですね。
どんどん好きになる
好きという気持ちに限界を感じず、何年経っても好きが加速し続けるか?
「ずっと好き」ではなく、「いつまでたってもどんどん好きになり続ける」という感覚が重要です。
すでに心からそう思えるなら、これからもずっと恋愛感情を持って付き合えるでしょう。
「そうだったらいいな」、「そんな関係になりたいな」と思うなら、これからさらに2人の関係を深めていきましょう。
結婚したら、好きという感情が薄れ夫婦でも一緒に暮らす家族のような関係になってしまうことがあります。
不幸だとは思いません。
そういうものだ。と考える人も多いでしょう。
しかし最高のパートナーなら年を重ねてもいつまで経っても抱きしめたいと思うはずです。
一緒にいて安心できる関係でありながらも、一生恋愛を続けられるような恋愛をしましょう。
喧嘩していても大好き
些細なことで喧嘩をしてしまうことは必ずあります。
怒らない人はいませんし、嫌なことがあっても何も言わずに我慢することは良くありません。
好きだから相手に合わせるということは優しさではありません。
意見が合わない時は、きちんと話し合いましょう。
怒ると口をきかなくなる人、ひどい言い方をしてしまう人、性格によって様々です。
しかし、「もういい。」と匙を投げてはいけません。
喧嘩をするということは、相手のことを思っているからです。
無関心でどうでもいい人とは喧嘩になりません。
喧嘩をする時は、パワーが入ります。
暴力はいけませんよ。
喧嘩は相手との重要な意見交換です。
じっくり話すことで問題を解決できるように、怒って喧嘩をしてしまっても相手への思いやりは忘れてはいけません。
また喧嘩をしてしまった時に備えて、ある程度「喧嘩のルール」というものを決めておけば、冷静に話し合いが出来るでしょう。
依存と運命の人は別物
1度別れた恋人と復縁した
やっぱり別れてまた付き合った
などという人がいます。
切っても切れない特別な関係なのか、都合のいい関係なのか、または本当に運命の人なのか?
色々な可能性はありますが、「別れてもまた復縁するから、運命の人だ」と決めつけてはいけません。
恋愛には、「執着」や「依存」というやっかいな感情があります。
錯覚しがちな関係ですが、それだけにフォーカスせずにしっかりと相手と向かい合いましょう。
冷静に感情を整理する必要があります。
特別な関係と運命の人とは、別物です。
絶対に離れてはいけない人
楽しい時を一緒に楽しく過ごせる人、喜びを共感できる人は大切な人です。
しかし、本当に大切なのは楽しい時よりも辛い時、悲しい時に傍にいてくれる人。
自分のことのように真剣になってくれる人は、本当にあなたのことを思ってくれています。
そんな人とは絶対に離れてはいけません。
楽しい時は、「大好き」と思っていても、
相手が辛い時や、大変な時に目を伏せたくなるようでは、本当の愛ではと感じるでしょう。
相手が辛い時も、自然と自分のことのように思える相手は心からつながっている人です。
必ず1番の味方でいるか?
良好な関係の時に1番近くにいて、お互いのことを思い合っているのは当然のことでしょう。
では関係が良くない時はどうでしょう。
喧嘩をしてしまった時はどうでしょう?
あるいは、例えばです。
そんなことはないと祈りますが、あなたの大切な人がもし周囲の人と意見が合わなかったり、過ちを犯して多くの人から批判されとしても1番の味方でしょうか?
学校や職場などの生活環境が同じなら、他人から大切な人の悪口を聞くかもしれません。
「たとえ世界を敵に回しても俺だけは味方でいるからね」なんてセリフを映画などで聞いたことがありますが、まさにその通りです。
必ず相手を肯定する必要はありませんが、誠意をもって味方でいましょう。
必要に応じてお互いの欠点を見直し、改善できる努力を一緒にしましょう。
自分のことより相手のことが大切か?
自分を犠牲にするということではありません。
自分のことと同じように、もしくは、それ以上に相手を大切に思っているかです。
相手にとって幸せなことを自分のことのように喜べるか?
悲しんでいる時に励ましながらも自分のことのように悲しめるか?
ふとした瞬間に愛しくてたまらないか?
相手に何かあった時、心配で心配で苦しくなるか?
自分が相手を大切に思い、相手も自分を大切に思ってくれていると実感できれば、お互いが良い関係といえます。
未来が想像できるか?
今が楽しいだけの恋愛だけでなく、
1年後、10年後、20年後、生涯を終える時まで、その人と一緒に生きいくことが想像できるでしょうか?
一緒に過ごす時間が長いほど、たくさんの思い出ができます。
楽しい思い出も辛い思い出も過去のことは振り返って経験として思いだすことは当たり前にできます。
では、パートナーとして一緒に過ごせる未来を具体的に描けるでしょうか?
「ずっと一緒にいたい」というありふれた愛の言葉を、心の底から本心で思えるでしょうか?
理想ではなく、より具体的な未来を想像できる人ほど運命の人と言えます。
創り上げる軌跡
奇跡的な出会いに恵まれる人もいるかもしれませんが、私は、「運命の人」とはただ現れるのを待つものではないと思います。
一生のうちに出会う人の数は限られています。
その中で接点を持つ人の数も限られています。
まずは積極的に気になる人が現れたらアプローチしましょう。
一生懸命に恋愛しましょう。
2人の時間を積み重ね、愛を深めましょう。
楽しいことも辛いことも2人でたくさん経験しましょう。
100%理想通りの人など存在しません。
1人で妄想して作った理想の人は、運命の人ではありません。
「運命の人」とは、2人で創り上げていくものだと思います。
奇跡の出会いを待つことよりも、2人で創り上げていく軌跡の方が大切です。
その人に初めて出会った時ではなく、時間が経つにつれて、「この人が運命の人だった」と感じるものだと思います。
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